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【給食業経営】社長!No.2の育成に目を向けてみませんか?

野間 元太

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野間 元太

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人材

株式会社日本給食業経営総合研究所(日給研)代表の野間元太です。

いつも日給研コラムをお読みいただきありがとうございます!さて、今回はNo.2がいるか・いないか?」についてです。

2024年になっても引き続き、給食業界でもM&Aや廃業を決断されるケースが増えています。当社は、この流れは止まらないものと考えています。では「なぜ給食業において、会社の売却や事業を辞めることを決断されているか」ご存知でしょうか?

①後継者がいない(後継者が育っていない)

②自分主導で会社を成長させ続ける限界を感じた

この2つが理由のほとんどを占めています。

一方で、No.2が明確に存在している会社は、会社全体に活力があり、やるべきことの情報収集力、実行力が伴うことで業績を伸ばしています。そういった会社には、力を落とした他社から自然とシェアが流れてきているケースが多く見られます。ここで論点にしたいのは「どうしたらNo.2を育てることができるのか?」です。例えば、静岡県にある「こめやフードサービス様」は、No.2を育て上げ、グングン業績を伸ばしている代表的な会社の1つです。

まずそもそもですが、皆さまの会社にNo.2という「右腕」が存在していますか?もしくは「君は私の右腕だ!」と伝えることをしている会社が一体どれくらいあるでしょうか。こめやフードサービス様では、代表の米田さんとNo.2の広野さんにその強固な関係性があると私は確信しています。過去業績を伸ばしてきた給食会社には、社長が圧倒的存在感と能力を発揮してきた実績がありますが、現在業績を「飛躍的かつ継続的に」伸ばしている会社には、「社長が自らやらないことを決め、それをNo.2へ全面的に任せきっている」特徴があります。勿論、失敗や成果に繋がらないこともあるでしょう。しかしその「ミス」という結果に着目するのではなく、その過程の中でも評価できるポイントを承認し、次の糧にするために導くことが重要です。そのためには、右腕や幹部に「完璧」を求めるのではなく、「完了」させていくことがポイントになると考えています。

給食業という歴史をより発展させるためには、社長自身がその殻を破らなければ始まりません。そういった意味では、「No.2が育たない」と嘆くのではなく、「社長自身が変わらなければならない」と自責で考えていくことがポイントです。私の経験上、多くの給食業経営者様は、そのように前向きでいらっしゃるので、給食業界はこれからも大きく進化していくと思います。

とはいえ「何をもってNo.2として相応しいのか?」は、経営者様の価値観次第。現段階での能力や人間性で相応しい人かどうかを判断する場合もあれば、強みや個性を伸ばし、時間をかけて足りない要素を育てていく場合もあります。当社なりに「No.2育成が上手くいっている会社」をルール化すると、

「①社員が社長のことを好き」
「②社長がNo.2候補を信じ任せきる」
「③育つまで待てる社長」

この3つは共通点として挙がります。兎にも角にも、「何故社長についていきたいと思うのか?」

究極的にそぎ落とすとこの言葉に集約されます。改めて、右腕候補の育成に目を向けてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

野間 元太

野間 元太

東京都飯田橋にて生を受ける。 東証プライム上場 国内大手コンサルティングファームである株式会社船井総合研究所出身。 これまで日本に存在しなかった「給食業コンサルティング」を立ち上げた業界の第一人者。 地場系企業~大手に至るまでの業界トップの支援先数と成功事例を持ち、 その実績は、TBS「がっちりマンデー」 TV放映や各業界紙での特集を受ける等大きな注目を受けている。 2020年1月には、株式会社日本給食業経営総合研究所として独立し、始動。 企業理念「誇り高き給食業への羅針盤」を胸に、業界を先導する存在として、年間365日全国各地を駆け回っている。

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