株式会社日本給食業経営総合研究所(日給研)副代表の井上裕基です。
この度、トキツカゼ出版社とご縁を持ち、給食業界ではほぼ無い、給食業界に特化した書籍を2024年12月に出版させて頂く運びとなりました。
今回は出版に至った背景と想いを書かせて頂きます。
目次
はじめに。
2020年、日本で唯一の給食業専門コンサルティング会社「日本給食業経営総合研究所」を当社代表の野間とスタートいたしました。現在副代表を務めながら、全国の給食業に専門特化した経営コンサルティングをさせていただいています。これまでたくさんのご縁をいただき、全国各地で約500社以上の給食会社様や医療介護法人様など、給食事業を営む方々とお付き合いして参りました。
私がこの仕事をしてる中で、日々思うことがあります。
「給食業は、私たちの食のインフラを支えている重要な事業」だということです。
全国各地、どの地域にも給食業は必ず存在します。例えば、小規模でも1,000人、中規模で50,000人、大規模で100,000人以上の食事を地域地域で「365日」担当しています。日付が変わる深夜早朝に業務をスタートするところもあり、お客様のご要望で夕食・夜食を対応することもあります。
24時間365日、何千何万何十万人ものお食事を休みなく提供し続ける仕事って本当に尊い。
「もし今日突然給食が止まってしまったら・・・」これは本当に大事件です。しかし、給食を召し上がる誰もが、そして給食業界で働く多くの方でも、この給食の価値を認識していない実態があることを知りました。だからこそ、給食業界の「真実と価値」を多くの方へ発信することが、日本唯一の給食業専門コンサルティング会社に勤める私の役割と信じています。
「ゆりかご」から「墓場」まで、人の一生を支える給食
給食と言えば、多くの人が小学校・中学校で食べた「学校給食」を思い出すでしょう。しかし、給食に触れる機会は、学生時代だけに限りません。
生まれたての赤ちゃんを預かる保育園にも給食があります。
幼稚園にも給食があり、小学校・中学校を経て、高校や大学に入れば学食があります。社会に出れば社員食堂や弁当があり、介護施設でも当然食事を取ります。
入院すれば病院給食があり、高齢者個人宅に届く配食サービスもその一つ。最近は冷凍弁当や、温めるだけですぐに食べられる完全調理済みのお惣菜といった食品メーカーの役割も担っています。これら全て給食業ができること、心から誇るべきとても素晴らしい仕事です。
いくつになっても、どんなシーンでも、給食はすぐそこにあるものであることが分かります。
給食業は人が存在する限りニーズが消えない業界であり、なくてはならないものなのです。
給食の形は変わっても、ニーズの根幹が変化しないことがビジネスチャンス!
給食業の経営コンサルタントとして思うことは、給食業界だからこそできることがまだ多様にあるということです。新型コロナウイルス流行により、飲食店が大打撃を受けたことは記憶にまだ新しいです。倒産廃業してしまった飲食店の多くは、お客様の減少による売り上げの赤字が原因の一つでした。
一方給食業界は、生きるために必要な食事を毎日提供し続けるサービスであることから、多少の変動はあったものの売上がゼロになることはほとんどありませんでした。「止めることも止まることもあってはならないもの」「なくてはならないもの」給食業界が生き残れた理由です。
これはまさに、給食業が「食のインフラ」であることを証明しました。それ以外にも、給食業界に追い風が吹く理由はたくさんあります。
給食業界に次世代のスーパースターをつくる
私が本を出版する理由はもう一つあります。
「給食業界のスーパースターをつくりたい」
世の中には、それぞれの業界に必ずトップランナーと呼ばれる方がいます。
「ファッション業界なら、あの人」「IT業界なら、あの人」というように、それぞれ業界を代表する存在がいて、その業界を牽引しながら、業界全体を盛り上げています。
しかし、給食業界にはそのような人物や企業が存在していることを認識されていません。だからこそ、スーパースターがいるんだと発信したい、そしてこれからもスーパースターをどんどん輩出させていきたいです。
給食業専門コンサルタントである私ができること。それは、スーパースターを生むための基盤を作ることです。そのために本を出版し、クラウドファンディングにも挑戦したいと思います。そうすることで、一人でも多くの方にその取り組みを知って欲しいと思っています。
書籍「給食業界のスーパースターをつくる」で伝えたいこと
私が本を出版することの最大の目的は、「給食業界を盛り上げること」。正直、給食業界はあまり良く知られていません。しかし、給食業の凄さを知ってもらうことで、この業界はもっと発展できると信じています。そして、次世代を作る多くの若者たちが、給食業界に夢を抱き、「この業界で働きたい」と思う未来を描きたい。
「給食」というと、いわゆる「給食のおばさん」が頭に浮かぶ方が多いですが、事実給食業界が高齢化していることは否めません。ベテランの方が長く活躍している!といった素敵な側面もありますが、新陳代謝が起きにくい環境はどの業界でも課題が多いです。
しかし、30代の私から見たら、これからの給食業界には伸びしろという希望があります。
この業界に若い人や多様性溢れる人材が入って新たな時代をつくる、そんな光景を考えるだけでワクワクします。
そう自信を持って断言できるのは、給食業界について深い知識を得たから。知れば知るほどやりがいがあり、発展が見込める業界だと考えています。
「給食業界の未来は明るい」
私は本気でそう思っています。
そして給食業界に夢を持つ人を増やしたいという思いを周知させるため、給食業界の現状や未来についての思いを余すところなく書く予定です。
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目次(予定)
はじめに
1章 学校給食だけじゃない!日本の食を支える給食業界
2章 給食業界に今、追い風が吹いている!
3章 給食業界のスーパースターを紹介
4章 給食業界の未来〜日本を代表する『誇り高き、価値ある産業』へ
5章 ピンチをチャンスに変換する給食業の黄金法則5
おわりに
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給食業界を皆さんと盛り上げたい!
当社のホームページにお越し下さった皆さまは、何かしら給食業界に関わるお仕事をされている方と思います。給食業界に従事している方であれば、少なからず給食業界の実情を知っているでしょう。そんな皆さまこそ、一緒に給食業界を盛り上げる力がある方と信じています。
一緒に給食業界を盛り上げたいと思ってくださる方がいたら、是非この書籍をお手に取って頂きたいですし、クラウドファンディングを応援くださると嬉しいです。この企画が盛り上がることによって、給食業の認知度が高まり、給食業の価値を理解する人が増え、給食業界が慢性的に悩んできた課題・問題解決のきっかけになると信じています。
私がこの給食業界にご縁を持った理由の一つは、食べることが好きで、給食が大好きだったから。
私は給食が美味しいことで有名な東京都足立区で生まれ育ちました。足立区は、言わずと知れた「日本で1番おいしい給食を目指している」自治体です。そんな恵まれた環境で育った私は、給食に対して良い印象しか抱きませんでした。もちろん、その後出会った全国各地の弁当・食堂・施設など、あらゆるシーンでの給食の素晴らしさは言うまでもありません。
その思いは今30代になっても変わらず、だからこそこの給食業界を一層盛り上げたい。
この出版とクラウドファンディングを通して、一人でも多くの方に繋がることができ、皆さんと一緒に給食業界を盛り上げることができたら、著者としてこれほど嬉しいことはありません。
応援どうぞよろしくお願いいたします。
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書籍「給食業界のスーパースターをつくる」を出版して、給食業界を盛り上げたい!