電話によるお問い合わせ

営業時間 9:30~18:00(土日定休)

電話をかける

コラム

【給食業の未来】AI・DXで現場が変わる!コスト高騰・人手不足を突破する「次世代の戦略」とは?

狐野 大誠

投稿者

狐野大誠

投稿日

最終更新日

デジタル活用をしたい売上・粗利を増やしたい

 株式会社日本給食業経営総合研究所(日給研)の経営コンサルタント・管理栄養士、狐野大誠です。
今、給食業界はかつてない転換期を迎えています。「ITやデジタルは難しそう」「うちは現場仕事だから関係ない」……もしそうお考えであれば、それは大きな「伸びしろ」を見逃しているかもしれません。
本記事では、現場の負担を減らし、利益を生み出すための「DX化」と「AI活用」について、具体的な事例を交えてわかりやすく解説します。

隣の給食会社はもう始めている「給食業×DX化」

1-1 なぜ今、給食業界でDX化が絶対に不可欠なのか?

 現在、多くの給食会社が以下のような「負の連鎖」に直面しています。

  • ・止まらないコスト増:食材費の高騰、光熱費の上昇
  • ・人件費の圧迫:最低賃金の引き上げ
  • ・深刻な労働力不足:募集を出しても人が集まらない、定着しない
これまでの「経験と根性」だけに頼った経営では、利益を確保し続けることが困難になっています。だからこそ、「人間にしかできない仕事」に集中するために、機械やシステムに任せられる業務を切り出す「DX(デジタルトランスフォーメーション)化」が、生き残りのための必須戦略となっています。

1-2 劇的な成果!給食会社におけるDX活用事例

実際にDXを導入した企業では、驚くべき成果が出始めています。
  • 【年間1,000万円の人件費削減!】
  • 深絞り包装機のシステム化や、AIによる献立作成を導入。これまで膨大な時間を要していた手作業や事務作業を自動化し、大幅なコストダウンに成功しました
  • 【注文対応の負担が半分に!】
  • 日々のお弁当注文を「電話」から「WEB受注」へ切り替え。受電のための人員を1/2に削減でき、空いた時間を顧客対応や品質向上に充てられるようになりました
  • 【情報の「ブラックボックス化」を解消】
  • 日々の報告をデジタル化。個人のメモの中に埋もれていた情報を共有することで、無駄な確認作業や会議の時間を大幅にカットしています。
 
このようにDX化によって社内の業務の効率化に成功している給食会社がある一方で、DX化においては、中々導入に踏みだせない会社も一定数います。弊社が給食会社様に行ったアンケートでも、導入までに様々な課題を感じている会社が多いことが明らかとなりました。
(画像1)DX化における一番の課題・悩み (会員様アンケートより)
(画像1)DX化における一番の課題・悩み (会員様アンケートより)

1-3 「まずはここから」でOK!身近に始められるDX化のスモールステップ

 「DX=高額なシステム投資」というイメージはありませんか?実は、今日から無料で始められることも立派なDXです。

まずは以下のことから試してみるのがおすすめです。
  • 【「手書きメモ」を卒業する】
  • 個人が手書きで管理していた業務メモをGoogleドキュメントやスプレッドシートに入力するように変えてみるだけで、
  • 個人の頭やメモの中でブラックボックス化していた業務が社内全体に共有することが可能となります。
  • 【「リアルタイム共有」を文化にする】
  • 先ほどのメモや日頃の共有事項をデジタルで記録することで、社内のメンバーがどこにいても同時に情報を確認できます。これにより、「言った・言わない」のミスが減り、報告のためにわざわざ帰社する時間も削減できます

下記のグラフは、弊社の会員組織「給食経営ファクトリー」の会員様がどのような業務からDX化を取り入れたのかを示すものとなっております。

(画像2)自社で取り入れているDX化 (会員様アンケートより)
(画像2)自社で取り入れているDX化 (会員様アンケートより)

 

AIは「魔法」ではなく「頼れるビジネスパートナー」

2-1 AIとDX、何が違う?ワクワクする未来の作り方

DXと同様最近よく耳にする「AI」ですが、DXとは似て非なるものです。
  • 【AI(人工知能)】人の代わりに考えたり、判断したりしてくれる「道具(パーツ)」
  • 【DX(デジタルトランスフォーメーション)】デジタル技術を使って、仕事のやり方そのものを変える「ゴール(変革)」
例えばお弁当販売なら、「明日は何個売れるか?」をAIが予測し、そのデータを使って「無駄のない発注・調理体制」という仕組みに変えるのがDXです
導入が進んでいるAIですが、実際は精度が低い部分もあります。
例えば、私も今お伝えしたAIとDXの違いを画像生成AIツール”Nano Banana”に生成してもらいました。Google社が提供している”Gemini”「AIとDXの違いについて解説する画像を作ってください」と依頼し、作成してもらいました。(所要時間約1分)
(画像3)AIとDXの違いについて (Nano Bananaで作成)
(画像3)AIとDXの違いについて (Nano Bananaで作成)
細かい部分を見ると、まだまだ誤字や表現が多く、最終的には人の手で微修正する必要があります。
今まで数時間かかっていた資料作成や分析が、AIを使えばわずか1分で終わることもあります。最初は精度の確認が必要ですが、この「圧倒的なスピード感」を一度体験すると、仕事の進め方が劇的に変わるワクワク感を感じていただけるはずです。

2-2 現場が助かる!給食会社でのAI活用最新トピックス

弊社の会員企業様でも、現場主導でAIを活用する事例が急増しています
  • 【外国人スタッフとのコミュニケーション向上】社内掲示物をAIで英語・中国語・ベトナム語へ瞬時に翻訳。認識のズレを防ぎ、現場の安全性を高めています
  • 【営業・事務作業の効率化】PowerPointの構成案や、会議の議事録作成をAIに任せることで、担当者は「お客様への提案」といった本来の営業活動に集中できています
  • 【新しいアイデアの「壁打ち」相手に】新規事業の立案やメニューのアイデア出しなど、人間だけでは思いつかないヒントをAIから得る活用も進んでいます

まとめ:DX化・AI導入の鍵は「社長の決断」

DXやAIをスムーズに導入できている給食会社には、3つの共通点があります。
  • ・「とりあえずやってみる!」とトップが即決している
  • ・お試し感覚でスピード感を持って導入している
  • ・「社員自身の負担を減らす」という目的が明確である
「難しそう」と立ち止まる前に、まずは無料ツールを使って、現場の社員が少しでも楽になる方法を探してみてください
日給研では、給食業専門のコンサルタントとして、現場で本当に使えるAI・DXの導入支援を行っています。「自社にどう落とし込めばいいかわからない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。貴社に最適な、ワクワクする活用方法を一緒に見つけましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

クリックいただけると
励みになります!

この記事を書いた人

狐野 大誠

狐野 大誠

大学で管理栄養士資格を取得後、大学院では宇宙食の研究に取り組み、学会発表や調理科学会誌への掲載実績を持つ“食の専門家”。 新卒で食品業界特化型の採用支援会社に入社し、イベントの企画運営や営業に従事。 現在は日給研にて、給食業界を中心に「採用×商品開発×売上向上」を一貫支援する実践型の経営コンサルタントとして活動。 栄養学に基づいた満足度の高い献立提案や、その魅力を届けるための販促物・WEBページ設計に強みを持ち、 現場密着型の伴走支援で成果にこだわるスタイルが評価されている。

この記事をシェア

RANKING

人気記事ランキング