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【給食会社の社長向け】何故あの給食会社は廃業してしまったのか?

野間 元太

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野間 元太

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売上・粗利を増やしたい

株式会社日本給食業経営総合研究所(日給研)代表の野間元太です。

今回のコラムは、業績を落としてしまった給食会社や廃業してしまった給食会社が、何故そのような結果になったのかという共通点をお伝えさせていただきます。更に、急速に業績を伸ばしている会社の特徴も対比として触れさせていただきますので、何かお役立ちできれば幸いです。

①視点は自責か他責かどうか?

事業の結果は、99.9%経営者で決まります。なぜならば、何をするか・しないのか、誰に何を任せるのか、全て経営者が決めているからです。業績の良い給食会社の経営者は、日頃から情報収集を絶やさず、その意思決定の精度を上げるための自己研鑽に時間とお金を投資しています。一方で、学びを辞めてしまったり、二言目には「他責の言葉」が出る社長が経営する給食会社は、高い確率で業績が苦しい状況になっています。

②給食業経営者自身が楽しんでいるか?

給食業の人手不足問題はほぼすべての会社の共通課題です。しかしながら、若手がバンバン入社して、どんどん経営幹部になっていく給食会社もたくさん存在しています。大前提として「人間は自分の価値観にあった楽しそうなところに身を置きたい」ものです。この仕事は楽しいな、誰かに役立っているな、そういう気持ちで仕事をしたい背景があります。そのためには、経営者自身が「誰のために何のために自社が存在しているのか」を言語化し、その実現へ向けて全力で楽しんでいるかが重要で、だからこそ言葉に力が乗るわけです。また、優秀な人材に囲まれている経営者は「良い言葉」「綺麗な言葉」を扱い、罵声を浴びせることはありません。

③家族を大切にしているか?

最近頭角を現す業績の良い若手経営者には「自分の家族を大切にしている」特徴があります。豪快に遊ぶ昭和のプロ野球選手とアスリート色の強い令和のプロ野球選手の遊び方の違いかなと私自身は捉えています。自分の家族を大切にするからこそ、仲間が家族を大切にしたいと思う気持ちが理解でき、そういった思想から生まれる所作が、経営者としての人望を集めている一つの大きな要因に思います。

④家族に自社商品を勧められるか?

読んで字の如く、自社に関わる全ての人達が、自社の商品やサービスにどれだけ自信を持っているかが重要です。食べ物を提供する事業ですから「これ美味しいから食べてみて!」と本気で言える人が自社にどれだけいるかがその会社の力を図るバロメーターですし、値上げトレンドが続くこれからを踏まえると、自社商品への自信は、今後益々重要な指標となっていきます。「自分の家族に自社商品を勧められますか?」

⑤カッコ良い給食会社であるか?

自分がここで働いていることを人に言いたいかどうか。人材を集める上で不変の重要な要素です。初歩的なことで言えば、例えば汚いオフィスや衛生レベルの低い工場。申し訳ありませんが、これからを創る若い人材は集まりません。何故ならば、その環境を良しとする経営の価値観は、共に働く仲間を真ん中に置いていないケースが多いからです。目先の収支が最優先なのはわかりますが、事業は人が繋がり続いていくもの。本当に大切なのは何でしょうか?

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この記事を書いた人

野間 元太

野間 元太

東京都飯田橋にて生を受ける。 東証プライム上場 国内大手コンサルティングファームである株式会社船井総合研究所出身。 これまで日本に存在しなかった「給食業コンサルティング」を立ち上げた業界の第一人者。 地場系企業~大手に至るまでの業界トップの支援先数と成功事例を持ち、 その実績は、TBS「がっちりマンデー」 TV放映や各業界紙での特集を受ける等大きな注目を受けている。 2020年1月には、株式会社日本給食業経営総合研究所として独立し、始動。 企業理念「誇り高き給食業への羅針盤」を胸に、業界を先導する存在として、年間365日全国各地を駆け回っている。

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