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【給食業界】最近良くご相談を受ける経営テーマとは?

野間 元太

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野間 元太

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売上・粗利を増やしたい

日給研の野間です。2025年が始まり、状況が刻々と移り変わる給食業界。先を見据えながら事業の舵取りするのが非常に難しい中、今回は給食業界の経営者様から多く寄せられるご相談についてご紹介していきます。

お米の仕入れ値はどうなるのか

未来は誰にも断言することはできませんが、情報収集を継続し、冷静な予測をすると下記の結論に到達します。

 (1)カルローズが米相場の軸に

 (2)カルローズは600円/kgに

 (3)それより高いのが国産米

 (4)小粒米の活用(数が有限)

未だに米相場は「一時的なもの」「うちは大丈夫」というスタンスでいらっしゃる方もいますが、少し注意が必要です。米の値段は上がる前提に立ち戦略を練ることが合理的です。

「値上げ」をする必要もあるでしょう。そのために商品価値を上げることに努力することも必要です。小麦粉系主菜の比率を上げるなどの工夫も有ります。一方弁当における米の原価構成比は25~30%。原価額の大きいおかずをコスパよく仕上げるノウハウを高めていくことが必要です。この点を解決するために、当社では「よく売れる献立×コスパがよい献立」を会員同士でシェア、力を合わせ原価対策に取り組んでいます。1社でどうにかする状態ではなくなりました。

次の経営幹部を育成する方法

叩き上げで結果を出してきた現社長。自分と同じ能力を持つ後継者を育て、代替わりしたい。つまり、同じ人を作る。これはとても難しい話です。

次期社長に必要な「人格」「機能」「個性」を分解し、それぞれを鍛えることで次世代幹部に相応しい人が育つとすると、やはり教育が必要です。「給食業界の特徴と基礎知識」「給食業界の業態理解」「業績アップ戦略と戦術の立て方」「人材戦略」「モデル企業の理解」「数字見方やレポーティング」等、やるべきことはたくさんあります。しかしながら、これらを言語化し、時間をとって教育することができる企業は限られます。

当社では「次世代給食業経営アカデミー」を開校し、幹部育成に本気の企業をサポートさせていただいております。

給食業の新規事業を立ち上げたい

事業所向け弁当給食が市場縮小に向かっていること。介護施設向け完調品メーカー事業がプレイヤーの増加により、市場成長率が鈍化していること。これらを背景に、次の事業の柱を模索している企業が増えています。

色々な切り口があると思いますが、例えば、給食提供率が上がっているカテゴリーがあります。「幼児市場」です。少子化・共働き増により、認定こども園ができたりと、給食提供を義務付ける環境確保が進んでいます。とはいえ、職員の人手不足はどの業界も同じです。

「ミールキットを活用した自演調理」だけでは、業務負荷が高く、持続性のある給食提供は今後より一層難しくなると思っています。そこで「自演調理」の定義をクリアする完調品を活用したビジネスモデル開発と、「自演調理の定義を明確に変える働きかけ」で新たな突破口が見えてきます。

給食業界のリアルタイムな情報が欲しい

有難いことに、当社へのお問い合わせは時間とともに増えていますが、その背景の多くが「情報が限られていて、横の繋がりもなく、未来が不安」というものです。当社の顧問先・会員様・パートナー企業様の合計は、現在120社程となり、食数にすると1日50万食以上が流れる組織となっています。所属される皆様が、チャットやZOOM、視察やセミナーで日々活発に情報交換・収集をされているのを目の当たりしておりますが、ニーズに応える大変有益なコミュニケーションの場と感じております。何か知りたいことがございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。

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この記事を書いた人

野間 元太

野間 元太

東京都飯田橋にて生を受ける。 東証プライム上場 国内大手コンサルティングファームである株式会社船井総合研究所出身。 これまで日本に存在しなかった「給食業コンサルティング」を立ち上げた業界の第一人者。 地場系企業~大手に至るまでの業界トップの支援先数と成功事例を持ち、 その実績は、TBS「がっちりマンデー」 TV放映や各業界紙での特集を受ける等大きな注目を受けている。 2020年1月には、株式会社日本給食業経営総合研究所として独立し、始動。 企業理念「誇り高き給食業への羅針盤」を胸に、業界を先導する存在として、年間365日全国各地を駆け回っている。

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