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【CareTEX東京2021】介護施設はコロナが給食改革の好機【ケアフード東京2021】

井上 裕基

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井上 裕基

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完全調理済惣菜

日本給食業経営総合研究所 給食業経営コンサルタントの井上です。

本日は、介護事業者がコロナ禍で持つべき重要な経営戦略についてお話していきます。

日本最大級の介護業界展示会「CareTEX」

まず2021年3月17日~19日にかけて、東京国際展示場 青海展示棟にて、本年もCareTEX東京が開催されました。

http://caretex.jp/

主催社のブティックス様におかれましては、このコロナ禍でも最大級の感染対策とオペレーションを実施され、無事3日間を終えられましたことに心より敬意を表します。またそのような状況でも、情報を求める介護業界の意識高いご参加者様は多く、大変有意義な展示会であったと感じました。

また今回は日本給食業経営総合研究所として、ケアフード東京2021の専門セミナー講師としてご用命いただき、講演をさせていただきました。テーマ「施設の経営課題を解決する「パートナー」としての給食会社・配食サービスの選び方」と題して、約40名程の介護事業経営者・幹部・栄養士様、そして給食会社様へのメッセージとなっております。貴重なご機会をいただきましたこと、まずもって心より感謝申し上げます。

介護施設の給食は慢性的な不採算部門

ケアフード東京の講演や日頃お付き合いのある介護事業者様へは頻繁にお伝えしている内容ですが、いつまで不採算部門であることを放置しておくのでしょうか。不採算は人件費や食材費といったコスト面に目が行きがちですが、深掘っていくと定着しない・若い人材が応募もしてこない・業務も収支もブラックボックス・やっと気が付いたときには手も付けられない状況が多いです。そのような環境を放置してきたことも事実、担当者に丸投げでは負荷も大きく変わらぬまま今日に至るケースが大半です。

2021年は給食を改善するために「給食会社」との提携を考える

ケアフード東京での講演でも、このテーマに絞りお話をして参りました。既に給食を適正に委託している介護事業者様は、引き続き良好な関係で安定した給食を提供していけば良し、課題はそれ以外の自前給食や値上げせざるを得ない状況にある介護施設です。解決策の一つに、給食の専門家である給食会社との提携やお付き合いを検討されることが何よりも早い結果を生みます。

給食業の話をすると、学校給食や事業所給食といった身近な業態を多くの方がイメージされますが、実は委託給食や完調品といった介護施設向けのお食事も専門としています。それ以外にも社員食堂・配食サービスとお子様からご高齢の方まで、食のトータルサポーターであるのが、給食会社です。

給食業を定義すると、「日替わりで大量に低価格で製造を可能とする」食品製造業です。単品商品を大量製造するメーカーはイメージし易いと想いますが、この日替わりという多品種を大量に製造するノウハウは給食業の大きな特徴です。自前給食の介護施設でも、日替わりで調理することの意義やご苦労はもっともですが、それらを安定的に提供できる給食業の価値を利用することで介護経営へも大きな変化を齎せます。

介護施設が給食会社を選ぶ際に見るべきポイントとは?

前述の通り、給食業は食のインフラを支えながら、介護事業にとっても重要なパートナーです。既にお付き合いのある介護施設様も多いですが、まさにこれから改革を進めようと検討される経営者様にとっては、なかなかイメージし辛いと想います。

日本給食業経営総合研究所では、これまでも各地にてご紹介してきた事例も多くございます。本コラムをお読みになった介護事業経営者様や幹部様で、ご興味のある方はぜひご相談ください。また給食会社を選定する際に見るべきポイントとして、以前説明したコラムも下記にてご参照いただければより分かりやすくなると想います。

【介護施設向け】給食会社・配食の選び方【コロナ対応保存版】

2021年は「無駄なことを止める」絶好のタイミングです。皆さまにとってより良い給食現場への改革に繋がるものと心より願っております。

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この記事を書いた人

井上 裕基

井上 裕基

日本で唯一の給食業専門総合コンサルティング会社でNo.2 を務める。 大手乳製品乳酸菌飲料ヤクルトの販売会社、東証プライム上場 国内コンサルティングファームの船井総合研究所で給食業界の経営コンサルタントを経て独立し現職に至る。 全国に給食会社の顧問先を持ち、専門領域は産業給食/事業所給食/委託給食/介護施設給食/病院給食/配食サービスと給食業全般をカバーする。基本の業績アップから商品開発・新規事業の立ち上げ等、給食会社の成長戦略や戦術構築に加え、病院・介護施設の給食部門に対する業務改善や経営指導を行う実績も保有する。

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