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【人材採用】給食業にこそ必要な採用商品マーケティングとは?

投稿者

森屋俊宏

投稿日

最終更新日

人材

いつもありがとうございます。日本給食業経営総合研究所のパートナー企業である株式会社ウェルス経営の森屋です。給食会社の採用、評価制度などの人材分野の支援を行っております。今回も、採用について書かせていただきます。

転職者の応募企業数 平均で3社!?

4月から年度がわりの会社が多いことなどから、調理師や栄養士、営業担当など中途社員が転職活動を比較的活発になる時期です。人によって応募企業数は異なりますが、転職活動では、一般的にどのぐらいの企業に応募しているのでしょうか?

アンケート結果では、応募数の平均は7.5社、面接した企業数は3.4社となっています。この関連の色々な調査結果を見ていくと、1人あたり平均で3社(自社以外で2社)応募している前提で対応していくのが良さそうです。

引用)リクナビNext 転職するときの適切な応募数とは?転職成功者の平均応募数・内定率

調理師や栄養士など応募者と色々な話をしていますと、色々な企業選びの基準が出てきませんでしょうか。自社は、競合他社との差別化ポイントを明確にして、ほしい人材からの応募数UP、選考希望、採用に繋げていく事が大切になります。そうしなければ、1人あたり3社ほど転職先を見ていることからも、選ばれにくくなります。

差別化のカギは「採用商品マーケティング」の考え方

では、競合他社との差別化は、どうやって図っていけば良いのでしょうか?

それは、採用の商品力(働く魅力)から強化していく事が大切です。Indeedもアルゴリズムが変わっていきます。また、タウンワークなどの集客方法は、求人サービス数が増え、競合他社と同質化しやすく、持続的な差別化には繋がりにくいためです。

まず、ほしい人材像を明確にしていきます。貴社では、どのような人材を採用したいでしょうか?

人間の動機づけを研究した「ハーズバーグの動機づけ理論」をベースに整理してみましょう。仕事に対する満足をもたらす“動機づけ要因”と仕事に対する不満足をもたらす“不満足要因”があると言われています。

上記の図でいうと、ほしい人材は、達成など動機づけ要因で転職活動を行い、応募があった方ではないでしょうか?実際、私も中途採用の活動の中で、色々な求職者の方と話をしてきました。例えば、調理師でも給料に不満があるという理由で転職活動を行っている方は、給料など条件面が企業選びの軸になります。

そのため、給料のよしあしで働く環境を変えていく可能性が強くなります。条件軸はもちろん生活していくうえでも必要です。ですが、企業選びの基準で、月給など条件面ありきの方は、仮に入社しても長続きしない傾向にあります。

但し、月給など条件面が不要と言っているわけではありません。給料の相場より低い場合、求職者から企業選びの土俵に、そもそものらないことも事実です。

そこで大切な考え方が、不満足要因となりうる採用商品は、相場(図でいう±0)までもっていくことがポイントです。そうすることで、企業選びの土俵にのりやすくなります。

その上で、動機付け要因となりうる「ビジョンなど考え方軸」「仕事内容軸」「入社後のキャリア軸」などで採用商品を磨き込み、独自性を出していく事が大切になります。そうすることで、採用ターゲットの中で、多くの求職者へアプローチすることが可能になるためです。

採用の商品力から独自性を創っていく「採用商品マーケティング」、この考え方が、ますます大切になってきています。

自社の中途採用の活動が、indeedなどの集客方法だけの活動になっていないか?

採用の商品力から磨き込みを進めているか?

今一度ご確認いただければと思います。

 

給食会社の採用の最新事例をまとめたビジネスレポートを無料で配信予定です。宜しければ、弊社の下記サイトからダウンロードしていただき、ご参考にしていただけましたら幸いです。

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