令和の米騒動を呼ばれる米不足が全国で続き、スーパーでの在庫がないなどの報道を目にした方も多いのではないでしょうか。
ご飯の提供が欠かせない給食業において、お米の供給不足や原価高は深刻な影響が続いております。
令和の米不足&お米の原価高騰と給食業への影響
2023年の日本各地の猛暑の影響によるお米不足が続いており、令和の米騒動ともいわれています。
この騒動は毎日ご飯の提供が欠かせない給食業への影響がかなり大きく我々のところへのご相談も絶えない状況です。
近年物価高や最低賃金上昇を理由とした値上げを実施し、平均販売価格の値上げに成功されている企業も増えております。
しかし米のキロ単価は100円単位であがり、 1食あたり10円近くのお米原価上昇の影響をどう調整しようかと考えている企業様も多いのではないでしょうか?
リアルな給食会社様の声と対応策
次のグラフは弊社の勉強会の会員様に向けて2024年9月時点でお米の原価対策に対してどのようなことを行いますか?とご質問した結果の集計となります。
対応策第1位:お弁当・給食販売価格の値上げ
対応策第2位:お米のグラム調整・減量
対応策第3位:その他の無料サービスの廃止・有料化
対応策第4位:お米の大盛有料化
という結果となりました。
やはり販売価格の値上げが第1位となり、「消費者目線でもお米の品薄をスーパーで目の当たりにする機会が多く、値上げの理由付けがしやすい」というお声が多くありました。
また、この機会にお米の盛り付けグラム数を10%程減らして調整する、ご飯大盛無料を中止し30~50円程追加料金を頂くなどの対策が目立っています。
今後も毎年50円以上ずつ最低賃金が上がりますので、販売価格の値上げは行っていくべき施策です。
場当たり的な値上げにならないよう、数年単位で原価・人件費の推移予測を元に値上げ回数や値上げ幅を検討されることをお勧めいたします。
会員様へは上記の原価・人件費推移予想をお伝えさせて頂いておりますのでご興味のある方はお問合せ下さい。
お米の歩留まり・美味しさについて再度考える
値上げや無償サービス・サービス大盛の有料化などの対策と合わせて行いたいのが、お米を自社にあった適切な炊飯方法で最大限の歩留まり・美味しさを引き出せているか?を再検討することです。
ある給食会社様では炊飯時の歩留まりを最大限多くする添加剤を利用するなどしてやれることを全てやり切った状態で利益率を高めている方もいらっしゃいます。
知っていてもやっていない、やり切っていない方は多く打てる手法はまだまだございます。
日給研では、全国の給食業界において「今」起こっていることの情報交換が可能です。まずはお問合せ下さいませ。
給食業特化勉強会:給食経営ファクトリーとは?
給食経営ファクトリーとは、給食業経営者限定の会員組織です。
日給研からの限定情報や、日給研が主催する交流会への参加が可能になります。
リアルでの会合も開催しており、ご入会希望の方の体験参加も受付中です。
給食業の最新情報が知りたい方・情報の仕入れの場をお探しの方は是非ご活用ください。
弊社の経営理念である「誇り高き給食業への羅針盤」を体現すべく、
業界の発展をリードできるような会員組織作りを目指して参ります。
詳細のご案内・ご入会のご相談は日給研までお問い合わせください。